SSハイブリッド工法

工事概要

SSハイブリッド工法は、既存RC柱の耐震補強工法として従来適用されている鋼板巻立て補強および繊維シート巻立て補強を併用し、それぞれの固有の長所を存分に発揮させると共に、互いの欠点を補うことによって補強性能、施工性、工事費の軽減に関して優れた性能を示す耐震補強工法です。

適用箇所

RCラーメン高架橋柱、橋脚、地下鉄構造物の中柱等

特徴、および優位性
  • 従来工法と同等以上の耐震性能
  • 薄肉鋼板の効果によりコンクリートの崩壊を防ぎ、繊維シートの破損を防止
  • 重量物運搬や部材の設置に重機を必要とせず、全ての工種において人力施工が可能で施工性に優れている
  • 軽量な薄肉鋼板と繊維シートの巻き付けのため、狭隘な箇所での施工が可能
  • 溶接作業が不要(薄肉鋼板の点溶接のみ)
  • 施工に際して、騒音・振動の発生が非常に小さく、粉塵の発生が少ない
  • 店舗や事務所等で高架下利用されている箇所でも、利用したままの状態で施工が可能
  • 基本的に設置部材の加工や製作が不要なため、迅速な施工着手が可能
  • 薄肉鋼板と繊維シートで構成されるため柱断面の増加が僅かで、周辺空間に与える影響も無い

補強性能

柱のせん断補強、および じん性の確保

特許

特許第5976626号
発明の名称:柱の補強工法および柱の補強構造
登録日:平成28年7月29日

特許第5984273号
発明の名称:柱の補強工法および柱の補強構造
登録日:平成28年8月12日

施工実績

工事名:北総線高架橋他耐震補強工事(第5工区)
元請負会社:京成建設株式会社